わらべうたは訓練ではない

子育てを楽しむエッセンス

NPO法人もりのこびとたち発行、今週のニュースレターに

「わらべうたは訓練ではない」

という趣旨の川手先生の言葉が掲載されています。

 

 

わらべうたは感じるもの・・・
特に、母の胸に抱かれる子どもには、呼吸のように吐いたり吸ったり、その場を丸ごと感じているように思えます。


部屋に射し込む光、聞こえてくるうた声、鳥のさえずり、肌をなでる母の感触、風の香り・・・

 


18年に及ぶ堀川先生のわらべうた(未就園児)の時間は、母へ向けた子育てを楽しむエッセンスがさり気なく散りばめられています。

 

 

うたや動きの始まりは、せーの!で合わせるのではなく、

「周りの気配を感じて」

 

子どもの腕や足をなでる時は、両方いっぺんにではなく

「片方ずつ順番に」

 

月齢の小さい子どもほど、なでる時は

「丁寧にゆっくりと」

 

うたが終わり、ひと呼吸おいて見られる子どもの表情から

「その余韻をおかあさんは味わってください」

 

手遊びうたの仕草を覚えるのも、

「子どもは自分の美味しいところから食べていきます」

 

わらべうたの最中、母の手を離れてよちよち歩いたり、おもちゃに興味を示したりする子どもも

「うたは聞いていますよ」

 

 

子どもの成長に合わせた自然な声掛けは、母が安心して我が子を見つめることができます。


大人の都合を押しつけるのとも、子どもに媚びるのとも異なる、経験の積み重ねに伴なう凛とした姿勢。

 


常に、そのように立ち続けていらっしゃる先生方からの学びは大きいです。

 

 

フェルトねずみの会話
「目や耳のバランスによって、表情が変わるよね~」
「ホント、どれも味がある顔でチュ♪」